MMP-C西新橋の都市型住宅2007年
3階のリビングから吹き抜けの螺旋階段を上ると4階、ダイニングキッチンがあります。ダイニングキッチンは縦に長いのでその方向に併せてアイランド型のキッチン 凛シリーズ(サンウェーブ)の特注仕様、さらにそのキッチンのカウンターを連続させる形でダイニングテーブルを同じ素材ステンレスで構成。カウンターと同じ高さのダイニングテーブルにはハイチェアをあてがっています。カウンター、ダイニングテーブルと平行に配置した食器棚は扉、背板、棚板と全てガラスで出来ています。狭い空間を少しでも和らげる仕掛け。
ダイニングテーブルの端からキッチンを見返した様子。連続するステンレスの天板がダイニングを貫通します。奥の冷蔵庫はミーレ。
キッチン側からガラスの食器棚を通して吹き抜け側を見た様子。
同じくキッチンカウンターを通して吹き抜け側を見た様子。ステンレス製のキッチンカウンターには衝立もなくシンクもストレトに彫り込まれる様に造られていて水返しがありません。
夜間。カウンターと平行に配置されたフロスのペンダント照明が点灯した様子。ステンレスの天板にペンダント照明の輪郭が作られます。照明器具はFUCSIA(FLOS)。
左:上:ダイニングの俯瞰。連続するリブで構成されるPCの壁、スラブに包み込まれる様子。
ステンレスヘアラインのダイニングテーブルと一体のダイニングキッチンにカーテンウォールの窓枠が映り込む様子。水平に走る天井のリブに対して垂直な線が向き合います。
カウンターに映り込んだ室内の様子。
左:上:吹き抜けに面するガラスの食器棚。フロストガラスを通して食器のシルエットが現れるます。一方で吹き抜け側からはダイニングの灯りがこの食器棚のフロストガラスを通して柔らかな行灯状に拡散されて漏れてきます。
右:下:食器棚は全体で5ユニットあります。その前面には4ユニットのガラスの扉があり、常にどこかが開いている状態。飾る食器を常にフリーにメンテナンスが出来る仕掛け。
前面道路斜線の関係上、直通階段はこのフロアーまで。ここから上の階へは建物の奥にもう一つの階段があります。この階段の力骨はトラス状に組んだスチール丸棒で構成され、集成材の段板が添えられる様に置かれています。