SZK-C千束の住宅2010年

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ここからはプライベート棟の二階の浴室と一体化した寝室の様子です。そもそも「浴室と一体化した寝室」という存在そのものが日常的なシーンではあまり見られないため、ここではこのプライベート棟に入った段階でその正面に光庭を置き、その向こう側のガラスブロックを配置し、その光庭と上空への抜け感を持ってして一度一連の見え方の流れを終結させ次の展開に入るべく序段としました。写真はその正面の光庭とその後に続く寝室を曖昧に仕切る間仕切り家具。

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抜け感を持たせた光庭への流れを絶ち、視界には自然と寝室とそれに続くガラスで間仕切られた浴室が入ります。特にそこに至るまでは天井の高さがある程度抑えられているため、その向こう側にあらたに展開するPCリブとガラスの浴室が一息にその視界を独占するかに広がります。

左:上:ベッドの上部を通して浴室を見た様子。 ベッドの手前に見える台はベッドと併せて製作した可動棚。

右:下:浴室側から振り返った様子。光庭を通して南面から自然光が入ってくる様子。同時にこの建物で共通している連続するPCリブと現場打ちコンクリートの取り合いが最も分かりやすい箇所。

左:上:少し視点を上げて光庭の方を見た様子。

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連続するリブが入り口からはこの様にコンクリートでけられた向こう側に展開し、高さを抑えられた空間を通り抜けた開放感がそこにはあります。