WNT-01ラックチェア1998年

WNT-01

日本の住宅は特にマンション等の集合住宅では各住戸の入り口に段差がなく、一方でその生活習慣から屋内では靴をはかないため、靴をはいたり脱いだりといった行為が平坦な場所で行われる事が日常化してきました。ここでは特に老年で足腰に支障を来している人を対象にした折り畳み式玄関椅子が計画されました。

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狭い玄関でしかも健常者には不要な物を折り畳む事によって壁に収納されるシステムとして使用時、収納時とも違和感のない形状をめざしてデザインされました。 特にこの商品はスリッパラックとの兼用というスタイルで「既存の場所を確保する」事を目ざしています。
上の写真はその椅子を収納した時の様子。

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座面が収納された状態と前に出て「椅子」となった様子のメカニズム。