TMB-02ボールペン習作-012002年
書くボールペンから身につけるボールペンへ。
これまでの筆記用具はあくまで書くためのものでしかありませんでした。このストリートライター(仮称)はその常識を超え、「身につけるボールペン」をコンセプトと しています。ボールペンをファッションの一部として位置づける新しい試みです。
OA機器の普及、更にはモバイルOA機器の普及で「書く」という行為そのものから私達は離れつつあります。そうは言っても実際にペンを使って書かなければならないシーンが日常生活の中から無くなるわけではありません。特にモバイルOA機器の普及が著しい今日と言えども、その殆どは「通信」に使われる事が前提です 。ちょっとしたメモ、筆記がなければ成立しえない状況がまだまだ私達の廻りには数多く存在します。
ペン先のディテール。この段階ではペン先で嵌合をさせようと考えていたのでこの様なエンドと同じ形状のデザインになってります。グリップ部分はローレット加工。
ここではその様な屋外に於ける使用を前提としたボールペンをその用途に合わせ 「身につける」という形で具現化しました。「身につける」即ち「ファッション 」として捉えるボールペンの新しい使われ方の提案です。