PLS-01ロングスパンテーブル1999年
文具家具メーカーP社から発売されるSOHOオフィス家具シリーズとして開発され た一連のシリーズです。実際にはこのコンセプトモデルをもとに商品化を進めそのいくつかが実際に市場に出回っています。これはその時のコンセプトモデルとしての習作です。
開発にあたっては
- 低い単価の設定(ローコストによるロープライスの実現)
- 一般的な素材
- ハイテックなデザイン
が与件コンセプトとして与えられました。その与条件をもとに私たちは下記の基本的な考え方を設定して開発を進めました。
- ユーザーによるセルフビルドとする
- 家具の構造をテンション(引っ張り)方向とすることにより部材断面を小さくする
- 全体を極力単純な形状とする
このテーブルはその第一弾として薄い甲板と2本の面としての脚からなる「ロングスパンテーブル」です。 荷重を上下で釣り合わせる事によりロングスパンのテーブルを実現しました。 従来圧縮方向にかかる桁材を引っ張り方向に配置する事により、その断面形状の極端な軽量化、及びその視覚的な美しさを表現しました。両側のフレームはデスクとして使用する際の脚としての互換性もあります。