LUPICIA紅茶缶収納ラック2001年
マルゲリータのCD-01モデルを見た紅茶のメーカーから依頼された紅茶缶収納ラックのデザインです。その紅茶メーカーは200種類もの紅茶を備え、気分や体調に応じて飲み分けるための顧客に広く支持され多くのチェーン店舗を持ちます。当然ながらその顧客となる人達は何種類かの紅茶缶を抱え、気分に応じて紅茶を炒れて楽しんでるそうです。その様なユーザーに向けた紅茶缶収納ラックです。
紅茶缶の種類は3種類あります。それを自在に収納する、ということが実は出来そうで出来なかった事らしいです。ここではその紅茶缶のサイズから来る最大公約数をリブのピッチにあてがい、仕切り板の位置を自分で変更することによりどのような組み合わせも可能にして「気分に応じて紅茶を選ぶ」からさらに「気分に応じて収納も変えられる」という一段進んだ次元を作ろうと試みました。
横に使った場合はこういう置き方になります。リブとリブの山の部分が気持ち内側に傾斜しているのでこういう置き方をしても缶が前面に転がってくることはありません。
これは縦置きの様子。この様に縦に置くと紅茶缶も水平にセットされるので最も安定した普通の使い方になります。