KSG-03テレビボード-022003年

KSG-03

上質な暮らしのための心地よい空間作り。高級ブランド家具メーカー コスガのキャッチコピーです。そのコスガで2003年私どもでデザインしたローテーブルのおかれていた0567というシリーズをマイナーチェンジする形で引き継がれた0568シリーズのご紹介です。0568シリーズは基本的に大型ディスプレイを想定したテレビボードを中心に組まれています。 このテレビボードのためのシステムは組み合わせ式の家具構成になっています。 フルスペックではこの背後にボードが立、更にその両側にガラスケースが立ち上がるのですが、私は個人的にこのフラットなスペックが気に入ってます。

KSG-03

正面の前板にはこの様にリブが施してあります。上下2段に分かれ上が引き出し、下が扉になっています。ここではリブはその分かれ目を消す働き、更に言えば天板の見付けも消す働きをしています。プラズマディスプレイを置く台としてのその台の存在感を連続するリブで一体化させ、存在感を消失させる、その様な情景をめざしました。

KSG-03

昨今、及び将来的に日本人の「お茶の間」の情景を一変するかのごとく急速に普及するPDP(プラズマディスプレイ)を生活の中心に据えるための「しつらえ」です。PDPはその画面が大きいため画面の中心を従来のテレビと同じ位置に据えようとするとテレビ台自体はやや下に持っていく必要があります。このテレビボードはそういった「やや下の位置」にあるテレビ台をベースにして、その背面までを視野に入れた様々なライフスタイルに適合させることが出来る「システムファニチャー」の形式をとっています。テレビだけでなくAVボードとしてもお使いいただけます。

KSG-03

扉そのものはプッシュラッチ式なのでそのままどこかを軽く推すだけで引き出しが前に出てきます。その感触も非常に心地よく落ち着いた空気を演出します。