KWG-01室内天井物干し金物ホスクリーン1992年

KWG-01

都心で働く若い女性をターゲットにした1人住まい用室内物干し金物ホスクリーンです。昼間殆ど家にいないため洗濯物を外に干せなく、また部屋も狭いためそのまま室内に物干しが存在するのでは急な来客にも対応できない。その様な問題点を解決すべく企画された着脱可能な室内物干し金物です。 日本ではその住宅事情から室内を多用途に使わざるを得ず、結果洗濯物の扱いに関しては、窓枠にぶら下げる、長押に引っかけるといった行為が一般的です。開発当初から、その様な普通の行為を楽にするための商品開発に対しては賛否両論がありました。「ただ引っかけるだけ」という行ないそのものが競合商品となる市場で、敢えてこの商品が開発されたのは、デザインそのものを目立たせなくすることで、存在感のない商品の開発可能性があったからで、その結果としていままでにない機能が凝縮された形で昇華されたこの様な新しいオブジェクトとうる事ができました。

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これが天井に取り付ける部分、いわゆる「ホスクリーン本体」と称するものでこれはそのB型です。本体にはこの他にA型と言われる最も小さいタイプがあります。

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ホスクリーン本体とポールの全要。本体が天井にとりついてそこにポールを取り付けている様子。

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