ATL-01手摺りブラケット-011998年
この手摺ブラケットの特徴は壁付けと床付けの両方に同じ形状で対応できることです。医療施設の場合、補助金の関係から手摺が廊下を全て覆うことが半ば公然と義務付けられており、たとえわずかに壁がある場合でもハンドルの様な手摺をつけなければなりません。もちろん掃きだしになっている建具の前も然りでして、建具からブラケットをとるわけにもいかずそこは苦し紛れな納まりになることが一般的です。
アームを二本にすることにより水平的な剛性を高め、部材を細くした構成です。 アトラスで発売されていて定番化しているV字型のブラケットは最終的なデザインは別としてブラケットの構成要素は完結していると常日頃思ってます。そのV字型ブラケットをを二本手摺に対して昇華させようとしたものです。