これから家を建てたい方へ

業務案内(建築デザイン)

10.各種式典

施工には様々な式典があります。

  • 地鎮祭
  • 上棟式
  • 竣工式

地鎮祭

地鎮祭の式典費用は通常、神主手配、式場設定、簡単な飲食を施工会社負担として、それ以外に大がかりな式典、飲食をとりもつ場合は建築主負担となるのが通例です。すなわち普通にされる場合には当日「それなりの身支度で現地に行く」だけと考えていただければ結構です。

地鎮祭は基本的には「工事の安全を祈願する」という趣旨で行われます。建築主、施工者、設計者が臨席して神主がお払いを受けます。式典で建築主がする事は、設計者に続き、「鍬入れ」の儀式を盛り砂の山を相手に行うのが普通です。他には一言ご挨拶をされるケースもあります。挨拶の内容としては下記が般的です。

  • 「着工の運びとなった事への御礼」
  • 「呉々も安全第一で工事を行って欲しい旨の施工者に対する要請」上棟式

上棟式

木造、若しくは鉄骨造の建物の骨組みが出来上がった時、又はコンクリート造で屋根のコンクリートを打設し、型枠の脱型が終わった時に行います。式場は工事現場を使う事が一般的です。特に木造の場合、大工さんの仕事はこの時点をもっておおかた終了となる場合があるので、その仕事に対するねぎらいの意味あいが大きいです。

竣工式

竣工式はその当該建物で行う場合、もしくはそこの見学が終わった後他の場所で取り持たれるケースがあります。そこでは「工事完了の御礼」を建築主から工事関係者に対して行われます。ここでよくあるのは建築主の友人、親戚等直接工事には関係のない方達を集め、新築を披露するという「新築披露パーティー」と混同される方がいらっしゃいます。出来ればその手の新築披露は別立てとして建築主ご自身で計画され、あくまでもここでは工事に対する慰労会としての竣工式をもって頂くことをお勧めします。確かに工事はそこまでで完了しますが、そこに呼ばれて建築主からねぎらいの一言をかけられるそれそれの業者の方の持たれる印象は建築主の方の想像以上のものがあります。その後のメンテナンス、不具合等どうしても再び彼らの力を借りる時は必ずといっていいほど訪れます。その時に「駆けつけてくれる」気概をもってもらうためにもこれは是非やってください。

尚、当然ながら費用は全て建築主負担、呼ぶ範囲は施工会社担当者、各工事業者職長、設計担当者とお考え下さい。一般的には20人くらいです。