これから家を建てたい方へ

業務案内(建築デザイン)

8.調整

ここで問題なのは私達が基本設計の際に作成した概算見積もりと実施設計図を基に実際に積もり上げられた金額で大きな相違があった場合、言い換えれば見積もり金額が高かった場合です。まず、建築主の方でどうしてもかなえたい事(こだわり)、又は私達のやりたい事がてんこ盛りにされた状態の言うならばオーバースペック状態の設計となっている事を前提に、その中で優先順位をつけ破棄すべき内容、将来に回すべき内容を探しだしその部分を中止します。
それでも追いつかない場合は設計そのものを変えずに仮設工事の考え方、現場事務所の考えかた等々グレードを変えずに金額を抑えるVE(value engineering)の検討をし、もう一度実施設計の中身を見直しながら無駄を排除していき最終妥結金額に近づけます。この段階では数社と並行して話を進めます。

あと、少し!というところまで来たら、その段階で「勝ち残っている」施工会社に端数値引き(我々の業界では「では、きりのいいところで・・」という言い方)をしてとにかく値段を確定させます。その段階で自ずと施工会社、工事請け負い金額が決定されます。