OJM-E大島オフィスビル1994年

OJM-E

江東区大島におけるオフィスビルの計画です。幅員約30mの明治通りに面し、比較的商業色の強いファサードの並ぶ一画での計画です。明治通りは昼夜を問わず交通量が多く、建築とは無関係に常に「喧噪」が渦巻く中、学習塾としての使用、また将来的に用途変更になった場合の使用を据えてみた何も添加されていない「箱」の様なオフィスビルをここでは目指しました。
全体を覆う鉄骨新工法のフレームにALCパネルとガラスをスキンを被せるように軽やかに覆っています。すべての構成要素を面による連続体で表現し、箱としての筐体に近づけたつもりです。

右:下:外階段を見上げた様子。ここではこのビルオーナーが販売権を持つ階段ユニットを外階段で用いました。それ自体が自立出来ないためこの様に鉄骨でフレームを組んでその中に納める形です。

OJM-E

1階テナントの中から通りを見返した様子。アルミはにかむのフラッシュドアの自動ドアが通りに対して立て看板の様に存在します。

OJM-E

基準階の廊下の様子。