SZK-R西峰町の専用住宅2004年
築40年の木造戸建て住宅のリフォーム。2階部分にLDKを配し、その小屋裏に囲まれるような空間を目指しました。 袋状の前面道路から更に奥に入るため通常の工事はほぼ不可能な状態、リフォームにより新しい住居の再生を目指した仕事です。
白い壁の高さは床面から2200までとしています。その無機的な壁が構造体としての柱梁の仮構及び小屋組を切り取ります。この写真はアイランド型キッチンを見たところ。キッチンのゾーンはコーリアンの天板、メラミンの扉の面材を含め全て白の同系色で壁と一体化します。
1階と2階を結ぶ階段はガラスの階段を使っています。エントランスから続く吹き抜け空間はこの家で最も贅沢な空間構成になっている部分。同時にそれはエントランスから2階のパブリックスペースとしてのLDKに繋がる部分なので住宅内に於ける公的なスペースでもあります。